躁うつ病患者さんが時として間違った方向に行っているのかも、と感じる時には周囲の人が
看護する際に手助けしましょう。
看護では見守る事も大切ですが、厳しさもありながら導いていくのです。
本人のためと思って言っている言葉でも、本人の
躁うつ病での行いが間違っているのを否定することから始まるのはよくありません。物事に対して、それは間違っていると教えても本人はそれを選択した自分がいけないのだと自分自身を責めてしまうのです。それでは
躁うつ病の状態を悪くし、回復を遅らせることになります。同じことを伝えるのでも否定するよりも肯定するように言葉を選びましょう。
看護のときには間違っている事を教えるのに肯定するなど難しい、と思われるかもしれません。例えば「○○しちゃダメ。もっと××しなきゃ」という言い方だったとします。「○○したら△△(の状態)になるから、××したら違うんじゃない?」という言い方と比べるとどうでしょうか。同じ事を意味する言葉でも後者は優しく聞こえるかと思います。
否定することは簡単です。一言「ダメ」と言えばいいのですから。けれど本人に別の選択肢があるのだという事を伝えるだけで言葉の印象も変わります。頭ごなしに言われるよりも一緒に考えていく肯定の姿勢を見せると、
躁うつ病患者さん本人も安心感が持てますから治療にも前向きになることができるのです。